【神楽坂】不動産の管理委託のポイント！相場や業務内容も確認

賃料集金代行や滞納への対応

不動産賃貸の管理委託では、現金での回収の他に、振込やクレジット決済などの方法で、毎月の賃料や管理費の集金・管理を行います。賃料が滞納された場合には、貸主に連絡したり、借主に督促を行ったりします。

特に、賃料滞納の際の対応については委託契約によって異なり、同じ内容の契約を結んでいても委託した管理会社によって差がありますので、よく確認しましょう。

契約更新に関する業務

賃貸借契約の契約期間が終わる前に、借主の意向を確認して契約更新業務を行います。退去の際にも、明け渡しの立ち会いを代行する管理会社もあるので、確認してみましょう。

賃貸住宅の維持保全業務

管理人が定期的に巡回して、清掃や修繕が必要な箇所をチェックします。小さなメンテナンスは適宜です。入居者が退去した際のクリーニングや修繕も行うことで、賃貸住宅の専有スペースの状況をよく把握できます。長期修繕計画や予算計画を作成して貸主に提案します。

苦情対応や賃料保証

不動産の賃貸で苦労するのは、苦情対応と賃料の滞納です。そのため、不動産賃貸の管理委託では、24時間対応してくれるサポートセンターを設置したり、別料金で外部機関のサービスを利用したりすることを勧められることもあります。

賃料の滞納については、借主に一定の保証料を負担してもらって家賃保証会社を紹介して、賃料が滞納された場合に貸主が家賃保証会社から弁済を受けられるようにすることもあるのです。

契約書と国土交通省に登録されているかどうかをチェック

「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」の第3条で「賃貸住宅管理業を営もうとする者は、国土交通大臣の登録を受けなければならない」とされています。特に管理戸数が200戸以上になると、登録が義務付けられているのです。

国土交通省に登録すると、管理受託契約締結前に重要事項の説明と書面での交付が義務になります。委託した不動産管理会社との間でトラブルが発生した場合、契約書や重要事項説明書が解決の根拠になりますので確認しておきましょう。

賃貸管理と建物管理のどちらが得意な会社なのかをチェック

賃貸不動産の仲介は不動産会社が行いますが、賃貸不動産の委託管理を行う会社は不動産会社だけではありません。
賃料の集金や契約更新などの賃貸管理の仕事と、賃貸住宅の維持管理業務では、必要な知識や技術が異なり、その不動産管理会社によって得意不得意があります。不得意な分野を補うための仕組みがあるかどうかも、チェックしてみるとよいでしょう。

不動産管理を委託する費用の相場をチェック

管理委託の委託料の相場は、賃料の4～10％程度です。委託料は安ければよいということではなく、どこまでの管理業務が含まれているのか、別料金で貸主が負担する費用はないか、借主が賃料とは別に支払わなければならない費用がないか確認しましょう。

不動産の管理委託を検討する際には、複数の管理会社の料金と、行っている管理業務の内容を確認することが大切です。